・短期間でTOEIC600点まで引き上げたい
上記の方に向けた記事となります。実際に、私が3カ月で400点から600点を超えるまでに行なった勉強スケジュールも書いていきます。
私自身も経験しましたが、中学・高校までの英語の勉強を普通にやってきてもTOEICで点数を取ることは難しいです。問題数も多いですし、内容も難しいので600点や700点を取ることは至難の技だと思っていました。
しかし、それは間違えです。
問題傾向を分析してTOEIC用の勉強を3カ月続ければ簡単に点数が上がっていきます。TOEICは問題が毎回似ているのでやるべきことを絞って学習することがスコアアップに直結します。それを理解した上で、これから解説するたった5つのことを3カ月間続けることで、TOEIC600点台に上げられるので最後まで読んでください。
TOEIC勉強方法5つ
TOEICは、リスニングパート(45分)とリーディングパート(75分)に分かれています。リスニング編とリーディング編に分けて勉強方法を説明していきます。前述しましたが、TOEICの問題は毎回似ているので、対策がしやすく点数を上げやすいです。
リスニング編
①シャドーイング
シャドーイングは、リスニング中に聞こえてきた英語を追っかけて発音していく勉強方法です。一語一句真似して発音していくことで、聞き流しているリスニング練習よりも頭に入ってきて定着していきます。
自分で発音できるようになると、英語がすんなりと耳に入ってくるようになりリスニングへの効果抜群です。初めは難しいのですが、発音できるまで同じ短文をリピートして聞くことがおすすめです。私は、ウォーキングなどをしている時にぶつぶつ言いながら練習していました。1カ月もしない内に効果が出てくるので、楽しみながらチャレンジしてください。
②ディクテーション
ディクテーションは、耳に入ってきた英文をそのまま書き取っていく勉強方法です。正直、シャドーイングよりも難易度は高めです。英語は単語と単語を繋げて発音をするので、初めのうちは細かい聞き逃しが大量に出てきますが根気よく続けてください。
英文を書き取ることのメリットは、どの部分が聞き取れていないのかを目で見て把握できる点です。自身の弱点を把握することで、以降のリスニングで聞き取りにくい部分を注意深く聞くようになり、ミスがなくなります。
これも、完璧に書き取れるまで何度も反復練習すると、似たような発音の単語に出会った時に聞き取りやすくなってきます。
ディクテーションは、時間がかり飽きてしまうので制限時間を決めて行なうことがおすすめです。
リーディング編
③TOEIC専用の単語
単語は最重要と言っても過言ではありません。TOEICの単語は特殊なので、今まで習ったことのない単語が出てくる、知っている単語でも違う意味で使われていることも多くあります。知らない単語が多ければ多いほど点数は下がってしまうでしょう。
逆を言えば、単語の勉強をしっかりしていれば、文法問題や長文読解の正答率は間違いなく上がります。単語さえ知っていれば、文法が分からなくても長文問題で正解を導き出せる部分もあります。
さらに、TOEICでは同じ単語が毎回出てきているので対策がしやすく、書店で売っているTOEIC対策用の単語帳を暗記していけばバッチリということです。
④TOEIC専門の文法書
TOEICのpart5、6では、文法の問題が多く出題されます。これも同じような問題が毎回出題されているので、対策がしやすいです。
また、part7の長文と比べると難易度も低いので点数稼ぎにする必要があります。スピード勝負になってくるTOEICでは文法問題に時間をかけているわけにはいかないので、問題に慣れてスムーズに点数を稼いでいくことが大切です。TOEIC文法問題集が書店で購入できるので、その問題集を完璧にすれば点数アップ間違いありません。
⑤長文読解
TOEICの最大の難関であるpart7は、長文読解のパートです。この部分は、さまざまなコツがあるとサイトに書いてあり、私自身試してみたのですが上手くいきませんでした。私が感じているpart7のスコアアップへの重要なポイントは、速読力です。
その重要な速読力はどうやって身につけるのか?
それは知っている単語の量です。長文を読んでいく中でいかに引っかからずに読み進められるかがポイントだと思っています。このことを理解した上で、公式TOEIC問題集のpart7を利用して速読の練習をして下さい。しっかりと毎回、時間を測って読んでください。常に時間を意識することが大切です。その後解読した内容が合っていたかまで確認してください。わからない単語や文法がなかったかまでチェックするとなお完璧です。
3カ月間のTOEIC対策スケジュール
私が実際に行なっていた、TOEIC本番までの3カ月スケジュールを解説していきます。ここで、重要なポイントは、リスニング対策は毎日欠かさず30分〜1時間することです。なぜなら、慣れてしまえばリスニングパートは簡単に点数を上げることができるからです。また、土日にまとめてやるよりも、30分でも良いので毎日英語を聞いて対策する方が効果が出てきます。
初日
・公式TOEIC問題集で問題を解く。
この時に、本番を想定して時間制限を設けて解く必要があります。今の現状の実力を把握して、どの部分が弱いのかを確認してみてください。
2日目〜2週間目
・TOEIC専用の単語帳1周 〜平日は2時間〜
TOEIC専用の単語帳であれば、対策がされているので何でもokです。ポイントは、時間をかけ過ぎずにスピード重視で読み進めていくことです。この時に、わからなかったところには必ずチェックをしてください。
・公式TOEIC問題集のpart2を利用してシャドーイング 〜平日は1時間〜
実際の公式TOEIC問題集を利用してシャドーイングをしてください。初めは、難しいですが慣れるまでブツブツ独り言を言っていると2週間で少し成果が出てきた感じがします。
2週間目〜5週間目
・TOEIC専用の単語帳2周目 〜平日は1時間〜
1周目でチェックした単語中心に暗記を行なっていきます。もともと知っていた単語は除外されるのでスピードは速くなると思います。しかし、2周しても忘れてしまう単語が必ず出てくるのでさらにチェックをしていきます。
・TOEIC専門の文法書の1周目 〜平日は1時間〜
TOEICは文章を書くような問題はないので、進めていくとすぐに比較的軽く1周目が終わります。解説を読みながら、TOEICでのひっかけ問題などを意識して解いてください。これも間違った部分、怪しかった部分をチェックしていきます。
・TOEIC過去問集のpart3.4を利用してシャドーイング 〜平日は1時間〜
公式TOEIC問題集のpart3,4を利用してシャドーイングを行ないます。1カ月くらい経って慣れてくる頃だと思うのですが、より正確に発音できるように気を抜かずに学習してください。
5週間目〜8週間目
・単語帳3周目 〜平日は30分〜
3周目になってくると、忘れている単語も少なくなってきます。しかし、完璧になったわけではないので、分からなかった単語を再再度チェックをして、4回目に繋げましょう。
・TOEIC専門の文法書の2周目 〜平日は30分〜
文法書の2周目は、1周目で間違えた部分を中心に進めていきます。私の経験上、単語よりも定着が早いのでスムーズに進みますが、よく出るフレーズなどをしっかりと理解した上で答えていってください。文法書のまま出ることはないと思って、文章が変わっても解けるようにしましょう。
・公式TOEIC問題集のpart7を本番の時間を想定して解く。 〜平日は2時間〜
5週目から公式TOEIC問題集のpart7を利用して、文章問題の練習をしていきます。ここで重要なのは、時間を本番と同じように測って解くことです。60分を目安に考えてください。本番で焦ることをなくすための練習だと考えているので、解き終わらなくて大丈夫です。まずは、60分で終わらせるペースと今の自分のペースを確認してみてください。時間内に終わらなくても良いので、最後までしっかりと行なってください。
また、このpart7での長文問題では解き終えた後の答え合わせが重要です。答えは合っていたけど、文章を正確に理解していないことがよくあるので、理解できるまで読み込んでいきます。
・公式TOEIC問題集のpart2.3を利用してディクテーション 〜平日は1時間〜
公式問題集のpart2,3を利用してディクテーションを行なっていきます。これは、しっかりと聞けるようになる、書けるようになることが目的なので、何度も何度も同じ文章を聞いていきます。中途半端でこなした5つの文章よりも丁寧に完璧にやった1つの文章の方が良いという考えで行なったください。
10つの文章を行なうと目標を決めるよりも30分などで時間を区切った方が集中して取り組めるのでおすすめです。
8週間目〜12週間目
・単語帳の4週目 〜平日は20分〜
3週目でチェックした単語を暗記していきます。このくらいになるとほぼほぼ暗記しているのでスピーディーに進めていきます。
・公式TOEIC問題集を時間に合わせて解く 〜平日は2時間〜
いよいよ、公式問題集を使って通してTOEICを解いていきます。リスニングとリーディングを休憩なしで本番の時間配分で解くことが重要です。2時間集中しきる練習となるので、なるべく分けずに時間を作ってください。この時に、長文練習で使ったpart7などを使う時があるかもしれませんが、問題をしっかり読んで進めてください。
解き終わってからは、間違った問題を解き直して完璧にしてきましょう。私は、2時間通して問題を解く際には時間がかかるので、次の日などに解き直しをしていました。
・公式TOEIC問題集のpart2.3を利用してディクテーション 〜平日は1時間〜
最後の最後まで、リスニング練習は欠かさずに行ないましょう。英語を聞く時間を減らすとリスニング力が落ちてしまいます。
まとめ
今回は、平日のTOEIC勉強スケジュールを解説しました。土日は、1.5倍から2倍の時間を使えると3カ月で700点も見えてくると思います。何度も言いますが、しっかりと対策をすればTOEICは短期間で急激にスコアアップが可能なテストです。努力をしてからスコアに出るまでの期間が短く、点数が出れば楽しくなってくるのでぜひ試してみてください。
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